全国大会記念講演「心の扉をノックしてみよう」
いよいよ大会が大津市民会館大ホールで開催され、滋賀県の児童館・児童クラブの子ども達と児童厚生員等職員による滋賀県をテーマにした創作劇は様々なギミックもありなかなか幻想的なステキなものでした。
そして今回の記念講演は、映画「パッチアダムス・トゥルー・ストーリー」でも有名な、ケアリングクラウンと言う、病院や老人ホーム・被災地・難民キャンプ・刑務所などで活動し、主に心のケアをする道化師の一座の代表で、世界中をめぐって笑いで様々な子ども達のケアをしている実際にパッチ・アダムス本人からノウハウを学んだ石井裕子氏でした。
マスローの人間性心理学の欲求階層論で論じられている、「満たされて次の高次の欲求が生まれる」と言う考え方から、人は生理的な満足を、そして安全・愛・尊重・自己実現と高まって行くと言うお話をされました。
実際、カンボジアで戦争やエイズで傷つき物売りの子ども達に出会ったとき、物理的には大変貧しいのに心は凄く豊かな子ども達と出逢ったお話や、ネパールのストリートチルドレンの大切な袋をクラウンとして持って行こうとした時に凄い形相で追いかけて来た時に思いっきりハグをして、その後別れる時にスキップをして去る姿に「生きるよ」と言うメッセージを感じたと言うお話等、「笑い」が大きな傷を癒し生きる力を育むきっかけになると言う事を凄く感じました。
実際に、日本国内でも癌の末期の子ども達やお年寄りに赤い鼻を付けて「笑い」のケアをしている映像を見せてもらいましたが本当に「笑い」とは生きている事の証なんだなぁと感動しました。
学童保育の日々の活動に引き寄せながら大きなものを学んだ記念講演でした。
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