地域社会の大人が出来る事
大阪市青少年活動リーダースクール専科「こどもたちと街 ~フィールドワークから見えてくるもの~」の三回目は、「地域社会のおとなができること」と題して今回の安全マップ作りのフィールドワークも含めたプログラムを振り返り、マップ作りの盲点と現代社会の問題点について深いお話を聞き、参加者で小単位に分かれグループディスカッションをしました。
参加型の安全マップ作りは大変良い防犯教育の切り札として様々な場所で実践され、実際に学校や地域での防犯意識向上に貢献しており良い面沢山あるが、別のアプローチから見れば、その地域で実際に被害に遭った子どもにとっていわゆる「セカンドレイプ」になる可能性をはらんでいる事、又はいじめ等の現場になっている場所を被害者・加害者双方取り上げたりマップに出来るのか?
さらにマップを作った場所で被害にあってしまったら、その子は責められるのか? ・・・等々の問題提起が関西大学の永井教授から提示されました。
又、ここ数年残留孤児・被災者・ホームレス・高齢者・障害者等々自立支援に関わる法律がどんどん施行されているが、そういった不安な社会に対して行政は「自己責任」を前面に押し出す社会になって来ていると警告もしておられました。
まず、被害にあった子どもには責任がないと言う原則を認識し、大人と地域の子ども達と「話せる」信頼関係を築く事が重要だとまとめておられました。
下新庄学童クラブにも絵を張っている何か被害に遭いそうになった時の大切な三つのアクション「NO(声を出す).GO(その場からはなれる).TELL(誰かに相談・報告する)」も改めて提示して下さり確信になりました。
とても深く良い学びになった三回の講座でした。
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