子ども達を取り巻く社会
10/31に大阪市立中央青年センターにて大阪市青少年活動リーダースクールの講座「こどもたちと街~フィールドワークから見えてくるもの~」と題して、まず、「こどもたちをとりまく社会」について講義して下さいました。
講師は以前もお話を聞いた関西大学社会学部教授の永井良和先生で、パワーポイントやビデオも使いながら大変具体的でわかりやすい講義でした。
1989年の女子高生コンクリート詰め殺人事件から2007年の東田辺警官殺害事件まで20の事件を振り返りながら、子どもを取り巻く「不安」が実際の犯罪率以上に警察やマスメディアに取り上げられる事で増幅している事や、ハイテク防犯システムの具体的例をあげながら、「確信犯」には効果が無いこと、安心産業の台頭、地域から隔離し自分達だけの安全を守るゲーテット・コミュニティーの問題点、小宮教授の割れ窓理論に代表する環境犯罪学の広がりと参加型防犯教育である「安全マップ」づくりの取り組み等幅広く深い内容の講座でした。
次回は具体的にフィールドワークで安全マップ作りのシュミレーションを行います。
犯罪が身近でも多発する昨今、大切な子ども達の主体的な防犯意識と、こんな不信だらけの時代だからこそ逆に「人との関係をつくれる」子どもにになって欲しいと思います。
いろいろ大切な事を学んだ良い講座の第一回目でした。
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